魚忠お店探訪ブログ -番外編-
お店探訪ブログ番外編ということで、
魚忠さんを影で支え続ける方々にお話を伺っていきます!!
今回は、入社20年を迎える番次長に入社当時のエピソードを
聞いてみたいと思います!!
Q.魚忠さんに入社されたきっかけは何故ですか?
料理を仕事にしたいと思って、20歳頃から日本各地で10年間程修行しました。
そろそろ名古屋に戻ろうかと考えた当時、魚屋でお世話になってた僕は
もう少し魚の勉強を…と魚屋で就職を探していました。
求人誌に『魚忠』、それも三越って…
当時はまだ回転寿司がなくて、百貨店内の鮮魚店しかありませんでした。
「三越に入ってる魚屋さんなら間違いないだろうなぁ〜あ、こりゃいいや!」と決めたのです。
Q.実際の仕事はどうでしたか?
ツラかったですよ〜(笑)
店長が結構高い魚を仕入れるもんだから、当然夕方になって売れ残る…
そうすると「お前は、よう売らんのか!」って叱られるんですよ。
だから、お客様に片っ端から電話をかけて買っていただこうと必死なわけです。
そういうことを何回も繰り返してるうちに、お客さんが僕から買うことに慣れていって
自慢じゃないけど、当時は結構、人気あったんですよ〜(笑)
同じ魚でも、僕から買った方が美味しく感じる!なんて言われた時は嬉しかったですね〜!!
こんなこともありました…
僕がお昼休憩でラーメンを食べかけていたら、店長から「○○さんがいらっしゃったから悪いけど降りてきてくれ!!」って。
ラーメン一口も食べずにお客様のもとへダッシュで戻りました。
些細なことでも、そんな風に声をかけてもらえたら、有り難いし嬉しく思いましたね!!
でも…7、8年働いたら辞めようと考えていました。
Q.それはどうしてですか?
鮮魚販売って夕方になると当たり前のように値引きをするじゃないですか。
これは『私たちはこれを全部売り切って、明日また新鮮な魚を仕入れますよ!』って
お客様に対してのアピールなんですね。
でも、売るための作戦として、当たり前に値引きするのがどうしても納得できなかったんです。
お客様は、
新鮮な魚を買い求めに来店してくださるんです。
安いからじゃないんです。
そんなお客様に対して、こんな販売方法をとるのが僕は好きじゃなかったんです。
色々、条件とか厳しいことがありましたからやむを得ないのはわかるのですけど…
レベルの高い魚を自ら値引きして販売するのは耐えられませんでした。
辞めようと考えているところに…
当時の社長―今の会長ですね―に事務所に呼び出され、
居酒屋の立ち上げの話をされたんですよ。
「今度、栄に居酒屋をつくるから、店長としてやってみる気あるか」って言われて。
もう「イエス」しかないですよね(笑)。
不思議なことに、辞めようって思うとなぜか新しい話が舞い込んでくるんです〜
時々真剣な表情を交えながら、素敵な笑顔で語っていただいた番次長。
お客様のことを最優先に考えるその姿勢からアツい魂をビンビン感じました。
次回は、「酒肴や魚忠本店」オープン時のエピソードを紹介したいと思います!
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